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健康って何だろう?「からだとこころの健康学」など

新型コロナウィルスのおかげで、あらためて「免疫力」とか「健康法」に、
みんなの意識が向いている昨今です。


情報が多過ぎるし、感染をおそれるあまり「アレもしなきゃ」「コレもしなきゃ」と
疲れてしまう人もいる様子です。


でも、免疫力アップなんて、一夜漬けの試験勉強のような訳にはいかないのでは?と思うのです。

確かに、とにかくひたすら何かを飲んだり、とにかくマジメに何かを食べたり、

「情報」に基づいた「行動」をとることも、「前に向きにやってるぞー」という気分の良さにはつながりますけれども。

 


みんなが求める「健康」ってなんでしょうか?

みんなが目指す「免疫力アップ」ってどんなことなんでしょうか?

立ち止まって、そんな事を考えたくなりました。

 

からだとこころの健康学

「からだとこころの健康学」

稲葉俊郎 NHK出版

 


著者は、西洋医学だけではなく、東洋医学や芸術、民俗、芸術に造詣が深い医師です。

やさしく柔らかい言葉で、「あたま」と「からだ」と「こころ」のつながりを説きます。

 

「からだ」と「こころ」のつながりはわかるけど、「あたま」って…?

 

「実は、この「あたま」はなかなかのくせ者です。「からだ」や「こころ」の素直な反応を邪魔したり、気づかないふりをしたりする、巧妙な小細工に長けている存在だからです。過剰にスピードが重視される現代で、私たちの生活に最も影響を及ぼしているのは、「あたま」です。」

(25ページから26ページより引用)



第1章 「健康学」って何?

第2章 「からだ」の基本

第3章 「からだ」と「こころ」のつながり

第4章 自分にとっての「健康学」

「あたま」が好む短期的、局所的な「健康情報」から、「からだ」と「こころ」が納得できる「生命の知恵」へ。

大きな方向性を指し示し、情報に流されず、主体的にこの命をまっとうするために、「からだ」「こころ」を気遣おうと薦める本です。

 

 

文字も大きく、読みやすいです。

巻末に「健康学を深めるためのブックガイド」つき。

 



「「からだ」と「こころ」の健康学」は、「健康」って何だろうと考える本ですが、一方で、からだのことを知る事も大事だと思います。
体のしくみって、意外と知らずに過ごしています。

(知らなくても、からだは働いてくれますものね)

からだの事がわかるやさしい本も、私は好きです。
からだの事を知ると、からだに感謝しようと思えます。
そうすると、もっと大切にしたいなあ、と思えてきます。

自分のからだが大自然の一部なんだなあ、と実感します。

からだのイメージがしやすくなると、「あたま」とのバランスの取れた関係も築いていけそうです。

 

 

 

からだとこころ

からだの地図帳

高橋長雄監修・解説 講談社

 

持ち重りのする、大きな本。大人のための科学絵本のような趣。
専門用語にはふりがな。下記の本より、さらに詳細な解説。
巻末の「資料編」は、健康診断の結果に参照すると便利です。

 

 

 

しくみと病気がわかる からだの事典
田沼久美子監修 成美堂出版

 

文字が大きく、ふりがなつき。カラーイラストが豊富。

とにかくわかりやすい。

トピックの免疫や、消化のしくみ、遺伝子、細胞なども、ざっと解説されています。

 

 

「知らなかった!」を知る、そんなよろこびに出会える本です。



何かコトが起きる時は、立ち止まるチャンスでもあります。

すぐには役に立たないかもしれない、即効性はないかもしれない、そんな読書のきっかけが、今、訪れているのかもしれませんね。