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家族のケンカ~言葉の爆弾を投げないために

暑い日が続きます。

夏は、スカーッと発散したい季節ですが、例年のような「夏といえばコレでしょ!」という過ごし方も、なかなか難しいまま、八月も終わりに近づいています。

 

暑さと湿度で体調もいま一つパットしない、でも、家にいる時間は増えて…

帰省や旅行をどうするかとか、家事の分担とか、一つひとつの問題を改めて検討せざるを得なくなって、家族の意見がまとまらなかったり、今更ながら夫婦間の考え方の違いが浮き彫りになったり…という方もいらっしゃるかもしれません。

 

小競り合いが大ゲンカに拡張してしまったり、もやはケンカを越えて「相手をいないものとして扱う」事態に発展したり、コミュニケーションが行き詰まっていませんか?

 

家族のケンカ 火花のイメージ

家族のケンカは、往々にして「小さな出来事」を発端に感情が暴発、相手に対して、乱暴な(あるいは冷淡な)言葉をぶつけることから始まり、相手がこれに反撃することで、負のコミュニケーションが循環してしまいます。

 

言葉の爆弾を投げつけて、相手が言葉に詰まりでもすれば、その一瞬は「やってやった!言ってやった!」と、気分がよくなるかもしれません。でも、その人は身内。自分自身が属するコミュニティのメンバーを傷つければ、居心地の悪さや、罪悪感や…自分も返り血を浴びることになります。

 

夫婦や家族など、身近な人との関係では、「わかってほしい」という期待もひとしお強く、甘えもあり、感情を暴発させやすいものです。(誰しも覚えのあることだと思います。もちろん、私自身もです。)

 

さらに、日頃から「自分さえ我慢すれば丸く収まる」と色々な気持ちを抑え込んでいたり、「自分だけが頑張っている」状況を作ってしまっていると、抱えた風船が膨らみ過ぎて破裂するように、「小さな出来事」にも反応して暴発しがちです。

 

(だから、感情は溜め込まない方が、健康的に過ごせるのですが)

  

家族のケンカ 気持ちを抑え込むイメージ

身内に対して、言葉の爆弾を投げつけがちかも…な方は、まず「自分が本当に言いたいことは何なのかな?」と、ご自分に聞いてあげてみてください。

 

相手にぶつけている爆弾の内容は、「本当に言いたいこと」ではない場合が多いのです。自分でも、本当に言いたいことが何かわかっていないのに、相手に「なんでわかってくれないの?」と期待をしても、まず叶わないでしょう。

 

でも、「自分が本当に言いたいこと」って、なかなか、自分でもわからないものでもあります。私たちは、集団生活の中で、他者からの評価をとても気にしながら生きていますが、自分自身に向き合って、心の声をしっかり聴きとろうとすることは苦手です。

 

「本当に言いたいこと」の主語は、「夫が」でも「子どもが」でも「親が」でもなく、「私は」。

 

「あなたって、どうしていつもそうなの?」とか「これだからお前はダメなんだ」とか、言ってしまいがちな言葉ですが、本当に言いたいことは、ソレで合っていますか?心の叫びは、違うことを言っていませんか?

 

 

暴発しそうになったまさにその瞬間、落ち着いて自分と問答する余裕はないと思われますので、気持ちにゆとりのある時に、「本当に言いたいこと」を自分自身に聴いてみましょう。

 

「私は…こんな気持ち」

「私は…こうしたい」など。

 

ぬり絵などのセルフケアを行って、自分の心の声に耳を澄ますのも一つの方法です。

 

(ぬり絵アートセラピーについて詳しくは、こちらをご覧ください)

 

ぬり絵でセルフケアのイメージ

せっかく一緒にいる家族、身内です。ケンカや無視といった「負のコミュニケーション」ではなく、成長につながる豊かなコミュニケーションを重ねることは、こころの健康にとっても、とても大切です。

 

既に口から出してしまった言葉を後悔し、罪悪感に苛まれている時も、「本当に言いたいことは何だったのかな」と心の声を聴いてあげてみてください。自分自身について、少しでも腑に落ちるものがあれば、他者との関係もきっと変化してゆきます。

 

一度で上手くいく、そんなことは起きないかもしれません。諦めずに、試して&失敗して、を繰り返しましょう。それがあなたにとって大切な関係なら、その価値があります。

 

家族のケンカ 試して&失敗を繰り返して成長するイメージ