· 

マインドフルネスと漢方養生

早いもので、春に通い始めた漢方スクールの食薬クラスが、終了に近づいています。

 

今までに学んできた基礎理論の応用と実践で、症例に対して様々なアプローチを考え、それに適したオリジナルのお茶をブレンドするという、とても刺激的で楽しい勉強でした。

漢方養生食薬クラスで作ったブレンド茶の画像
私のオリジナルブレンド茶です

基礎を勉強しているあいだは、気づけなかったことですが、実践に入ってみると、漢方養生とマインドフルネスは非常に親和性が高いと感じます。

 

私が通っているクラスでは、漢方薬の原料である生薬に触れることができました。

(写真のお茶にも、まさにそれらが含まれています)

 

もの珍しく、ここぞとばかりに匂いを嗅いだり、葉っぱ系の素材の軽さに驚き、それに対比して、根っこ系の素材のほのかな重みをしみじみ受け止めたり。

 

さらに、ベタつきのある素材を確認するために、先生が、生薬の入った容器を振って、カタカタと音がするのを聞かせてくれました。サラッとした素材では、カサカサと音がします。ベタつき加減の違いが、音に出ます。

 

五感のすべてで素材を知ってゆく経験に、感激しました。

 

「からだは食べたものでできている」「からだにいいものを取り入れる」

よく見聞きするフレーズですが、口から入れて消化管を通すだけでなく、五感をはたらかせれば食べものというある種の異物に対し、この身をひらいて受け容れることができるような気がしてきます。

漢方養生オリジナルブレンド茶の画像
上の写真右上のお茶を淹れると、こうなりました。スッキリ飲みやすくおいしい。

マインドフルネスというと、何か深淵な難しい瞑想だという印象もあるかもしれませんが、五感のはたらきに注意を向けることもその一つです。

 

恵みである食べものに十分な注意を向けて、自分をひらいて受けとることで、身体への働きかけが促されるかもしれませんし、他方、漢方養生という入り口をきっかけに、マインドフルネスの敷居が低くなるかもしれません。

 

 

もともと太古の昔は、マインドフルに五感のすべてを生かして天地の恵みを受けとることが、当たり前のことであったのかもしれません。

 

自分のからだの気づきと、連綿と続く人類の知恵と。 

 

ひと包みのお茶から、宇宙の広がりを感じます。

 

 

ごきげんよう