暑い日の水分補給に何飲みますか

暑さと湿度。梅雨時のことを思えば、洗濯物が乾くのはありがたいですが、体力を奪われるようなハードな環境が続きます。

あちこちで「こまめな水分補給」が呼びかけられていますが、暑い毎日、何を飲めばからだが喜ぶのでしょう?

水分は水・お茶だけじゃない

これほどまでに気温が上がらなかった昔、夏の飲み物といえば麦茶が代表選手でした。

 

かつては、ポカリエスットのような飲料は、若い人やスポーツをする人のもの、というイメージがありましたが、今や、ミネラルも必要だという新常識が普及し、世代を問わず取り入れられるようになりましたね。

 

でも、「スポーツドリンク的なものは甘すぎるから苦手」とか、「そもそもあんまり水を飲むのが好きじゃない」という声も聞きます。「水分補給」という四字熟語は、なにか生真面目に義務の遂行を迫ってくるような、硬いヒビキもあって、負担を感じる高齢者もおられるかもしれません。

 

 

体温調節のためにかく汗。

からだの温度を一定に保つための大事なはたらきですが、汗によって水分と塩分が失われます。

これを補うことで、からだの通常運転を可能にし、危険な状態を引き起こさないようにする。

 

からだの仕組みに感謝して、足りないところを補っていく。水分補給も、まさにセルフケアですね。

 

「水分」は、飲み水やお茶、スポーツ飲料に限りません。旬の野菜や果物にも、たっぷり水分が含まれています。野菜などを入れたお味噌汁やスープなど、食事のメニューのなかでも、水分をとるチャンスがあります。

 

おやつに、パラッと塩をふったトマトやキュウリを食べてみたり、コンソメ顆粒を溶かしたスープをコーヒーカップで飲んでみたり。

 

 

暑い日の水分補給にトマトのイメージ画像
みずいずしいトマト。水分たっぷりです。
暑い日の水分補給にキュウリのイメージ画像
水分たっぷりな一方、不要な水を排出するはたらきもあるキュウリ。

 

 

水分補給にストレスを感じる方は、目先も変えながら、負担感なく続く「水分」のとり方も試してみてはいかがでしょうか。

 

どうせお茶を飲むなら熱をとるお茶

お茶が好きな方は、お好きなものを楽しみましょう。

 

暑過ぎると、それだけでもストレスを感じるものです。好きなお茶を選んで飲むことで、リラックスにつながるといいですね。

 

どうせ飲むなら、暑さ対策になるお茶がいい。そんなときは、からだの余分な熱をとるお茶を。

 

漢方養生では、緑茶がその代表選手のひとつです。

 

 

暑い日の水分補給に緑茶のイメージ画像
たまにはティーカップで緑茶を。雰囲気が違ってたのしめます。

 

 

カフェインを避けたいなら、麦茶、ハトムギ茶、ドクダミ茶、桑の葉茶など。

 

ハーブ好きなら、ミントも熱冷まし系なのでおすすめです。ミントをひとつまみ、緑茶や桑の葉茶にブレンドしたり、新しい味にチャレンジするのも楽しいものです。

 

いずれも、ドラックストアやスーパーで、気軽に購入できます。

 

反対に、クーラー冷えに悩まされているなら、温めるはたらきのある紅茶を選び、ジンジャーパウダーやショウガを足すのもいいですね。「クーラーで冷え冷えだけど、なんだかモヤモヤ暑い感じもある」そんなときは、紅茶にミントを合わせて、温めと冷ましのバランスをとってみるのもいいですね。

 

 

暑い日の水分補給にドクダミ茶のイメージ画像
こうばしいドクダミ茶。

どう飲むかもポイント

水やお茶、スポーツ飲料などを飲むとき、「どう飲むか」も大事です。

 

あまりの暑さと渇きから、ついつい、冷たいものをゴクゴク飲んでしまったり。または「水分補給しなきゃ」という義務感から、欲しくないのに、無理やり一定の量を流し込んだりしていませんか?

 

出ていった水分を適切に補えているのか?簡単な目安は、尿です。

トイレに行く回数が減っていたら、それだけ水分が失われっぱなし、ということになります。また、尿の色が普段より濃くなっていたら、これも水分補給が追い付いていないサイン。

せっかくのチェックチャンス、尿をさり気なく観察しましょう。

 

 

汗によって失われた水分や塩分を補って、からだが通常運転を維持できるようにする。

 

この目的を果たすための飲みかたとしては、「こまめに、少しづつ」が正解。

 

からだの機能は、刻々と精密なはたらきをしています。命のリズムに敬意を表して、負担を掛けない摂り方を選択しましょう。

 

キンキンに冷やしたものを良しとするスタンスも、一旦立ち止まって見直してはいかがでしょうか。口の中の感覚と脳はヨロコンでいても、お腹は迷惑顔をしているかもしれません。

 

 

元々の体質や、年齢性別、生活環境など、一人ひとり、からだの求めるものは違います。家族であっても、それぞれニーズが違います。「これが体にいいんだって」と善意でススメても、「嫌い」「なんかヤダ」と言われるときは、からだがそれを必要としていない(むしろ拒否している)こともあります。無理強いしないでおくことも大切です。単なる食わず嫌いなら、いつかチャレンジして気に入るかもしれませんし、からだは変化していますので、気がついたら「これイイね」に変わっているかもしれません。(その節には「嫌いって言ってたじゃない」などと追及しないであげてくださいね)

 

 

 

水はいのち。多すぎても、少なすぎても、バランスを崩して危険を招きます。無理なく、たのしく試しながら、自分のからだをいたわって夏を乗り越えましょう。

 

 

♦こちらの記事もどうぞ ↓

知っておきたい夏の上手な水分補給

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【熱中症になったかも、という場合は冷たい水分を】

 

参考までにご紹介します

環境省熱中症予防情報サイト

上記サイトに上がっている「熱中症環境保健マニュアル」の抜粋、「熱中症を疑ったときには何をするべきか」に「冷たい飲み物」という記述があります。

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