豪雨や新型コロナウィルスの情報…せっかくのお盆休みを、テレビやネットなどでニュースを見続けて、いたずらに不安を募らせたり、気持ちが縮こまっていませんか。
必要なときに、必要な情報を、発信元を確認して受け取ることは重要な行動ですが、必要以上にそこに囚われてしまうと、本来の自分の生活が乱れてしまいかねません。
今の自分にとって要るもの、できることに意識を向けてみませんか。
自分のことを、そっと大切に扱いましょう。
たとえば、深呼吸。
ふかく空気を吸い込んで、ゆーっくり吐きましょう。何回か繰り返してみて。
いろいろな事を心配したり、思い詰めたりしていると、「気」が詰まってしまいます。漢方養生では「気」は命のエネルギーの根本と考えます。「気」が詰まって滞ると、体調にも影響が出ます。息をゆったり吸って吐いて、「気」を巡らせましょう。
香りたかいコーヒーや、好きなアロマオイルなど、「いい匂いだなあ」と感じる香りをかぐときも、息がゆったりしますよ。
お手元に好きな香りがあるなら、お試しください。
不安感や、焦り、憤り、モヤモヤした気持ちは、溜め込まない方がいい、とわかってはいますが、友達と飲みに行ったりカラオケで歌ったりと、従来型のストレス発散ができない昨今、気持ちを外に出す方法は選択肢が狭まっているように感じられるかもしれません。
そこで、色の力を借りてみませんか?

色鉛筆やクレヨンを握ってみましょう。
「絵が描けない」あなたも大丈夫。塗り絵でもいいし、ただグルグル、円や三角を描いたり、線をひいたり、ハート型や星形に色をつけたり、いたずら描きのような楽しみ方で十分です。

何かを描いたり塗ったりする作業に集中しているつかの間、思いがけずリラックスできています。選んだ色は、無意識に、こころのモヤモヤをのせて外に出してくれているかもしれません。
塗り絵は、子どもや高齢者だけのものではありません。大人も、男女問わず楽しめる、手軽なたのしみであり、こころの中にあるものをアウトプットする優れたツールです。
お手元に塗り絵がない方は、ネットで無料ダウンロードできる塗り絵も沢山あります。
不安なとき、そっとこころに寄り添って、気持ちをアウトプットしやすい塗り絵をお探しなら、こちらをお勧めします。
↑こちらは、アート&セラピー色彩心理協会東日本支援クレヨンネットのHPです。東日本大震災の支援の一つとして実施された心のケアのためのミニ塗り絵の図柄を無料ダウンロードできます。下記の写真のような図柄が選べますよ。


今、無事でいるなら、そのことに感謝してセルフケアの時間をとりましょう。
自分が立っていられるなら、誰かの助けになることもできます。
しずかに休息して、おだやかな一瞬をもちましょう。
ごきげんよう